先日、日本ではお盆というタイミングでしたがiOS8.4.1がリリースApple Musicがリリースされました。
早速、My iPhone 6をアップデートしたのですが今回のiOS 8.41では特にApple Musicの修正が多くありましたので調べつついろいろと使ってみました。
使っていていくつか気になることがあったので今日はApple Musicの仕組みや注意点ををざっくりとまとめておきます。
まずは用語の説明から。
Apple Musicってなに?
Apple Musicを利用するにはiCloud ミュージックライブラリの設定をオンにする必要があります。
iCloudミュージックライブラリってなに?
iCloud上にあるApple IDに紐づく個人の音楽ライブラリのことです。
iCloudミュージックライブラリを有効にすると気に入った曲を自分のライブラリとシームレスに再生できたり(DRM(コピーガード)が付与された状態にはなるが)ダウンロードできるようになります。
My Music(マイミュージック)ってなに?
自分の好きな音楽をまとめたものです。お気に入りリストみたいなものですね。
iCloudから追加した場合はWifiに接続していないと再生できません。通信環境ができない状態で再生したい場合はオフラインで再生可能にする必要があります。
下の画像はマイミュージックに追加した状態です。
左が再生可能にするまえの状態、右が再生可能にした状態です。
再生可能の場合はiphoneに音楽データを持つのでもしiPhoneのデータ領域を開けたい場合は右の画面のようにダウンロードを削除します。
ただし、削除したら通信環境が必要になりますので注意が必要です。
プレイリストってなに?
お気に入りや目的別に曲をまとめたものです。マイミュージックと何が違うのか?
お気に入りの中から自分で作成できるアルバム(再生リスト)のようなもの。
曲を既存のプレイリストに追加するか、iTunesで空っぽのプレイリストを作っておいてから好きな曲を追加していきます。
Apple Musicを定期購読することで何ができるのか
・Apple Musicライブラリにある曲を無制限で聴くことができる。
・Apple Musicのコンテンツを自分のライブラリに追加することができる。
・オフライン再生(iphone等に保存)ができる。
・Apple Musicのラジオステーションを聞くことができる。
・Connectのコンテンツを保存することができる。
・エキスパートからおすすめの音楽の提案を受けることができる。
・現在は3ヶ月間無料で定期購読できる。
無料期間3ヶ月以降の課金は
個人 1ヶ月 980円
ファミリー 1ヶ月 1480円 最大6人まで
尚、Apple Musicは登録すると自動更新になります。
自動更新をオフにすれば3ヶ月以降は課金発生しません。
Apple Musicを使う前の注意点
iCloudにアップロード前にバックアップを取得しておく。
操作方法や仕組みを覚えていないうちはなんとなくで気付かずに消してしまうような操作をしてしまう可能性もあるので事前にバックアップをしておきましょう。
バックアップしていないからといってPCに入っているオリジナルのデータを削除しなければ解約したとしても消えることはないですが、念のため。
バックアップする際はもし購入済み音楽があってPCにダウンロードされていない曲があればiTunesからダウンロードしておきましょう。
バックアップの方法はユーザーのMusicフォルダのiTuneフォルダを外付けHDDなどほかのディスクにコピーするだけ。
もし消えてしまったら対象の曲を外付けHDDからiTunesフォルダにコピーするだけ。
Apple Musicの自動更新を無効にするには
Apple Musicを有効にすると無料期間に入りますが無料で利用できるのは3か月だけ。またデフォルトで自動更新が有効になっているのでもし課金をされたくない場合は無効にしておく必要があります。ミュージックアプリまたはApp Storeの人のアイコンからApple IDを表示してアカウントの管理からApple Music メンバーシップから自動更新をオフにするだけ。ここでどのプランでいつまで使えるか確認することができます。
Apple Musicの購読を解除したらどうなるの?
iCloudミュージックライブラリから追加(ダウンロード)したデータがなくなります。
また、上記、定期購読するとできることができなくなります。
ただし、ローカル(PC)にあるオリジナルデータを削除しない限り今まで自分で持っていた曲のデータが消えるということはありません。
例えば、iCloudにデータがあるからといってPCの領域を空けるためにPC側のオリジナルデータを削除してしまっていたら解約時になくなってしまいますので注意してください。
今回は解約でなくサインアウトして比較してみました。
画像左右で比較。
左はiCloud サインイン状態(Apple Music有効時)
右はサインアウトした後(Apple Music無効時)
左で赤く囲ったものがApple MusicでMy Musicに追加したものです。
サインアウトすると赤く囲っていた曲がなくなりました。
恐らく解約しても同じ動きになるでしょう。
その後、再度サインインしてもマイミュージックに追加した曲やオフラインで聞けるようにしていた曲は復活しませんでした。再度ダウンロードが必要になります。
ただ、ここで不思議な現象が発生。
再度My Musicに追加しようとしたらiCloudミュージックライブラリをオンにしてねと言われたのでオンにしましたが何度やっても画面を切り替えると元に戻る。
有効化できないので当然マイミュージックにも追加できない。色々と悩んだ末iPhoneを再起動すると有効化できました。キャッシュに何か残っていたのでしょうか。。
画面右のようになれば有効化されています。
DRM(デジタル著作権管理)が付与されるって本当なの?
iCloudミュージックライブラリにアップロードされる(置き換える)ことで、iCloud上にあるAppleのカタログとローカルにある自分ののライブラリのマッチングが行われます。マッチングされてiCloudミュージックライブラリに置いてある曲(Apple側が持っている曲という表現がいいかな)にはDRMが付与されています。ローカルにあるオリジナルの曲には付与されていません。
もしもiCloudに曲があるからと言ってローカル(PC)のオリジナルの曲を削除してiCloudからダウンロードしてきた場合はDRMが付与されています。
DRMが付与されているかどうかは曲のプロパティのファイルから確認できます。
iCloudの状況欄がApple Musicと記載されている曲はiCloudライブラリとマッチしているため、曲をクラウドからダウンロードしてくると「FairPlay 2」というDRMが付与されています。
「結合」と「置き換え」ってどう違うの?
詳しくは書いてありますが現在使っているデバイスが持っているライブラリとiCloudミュージックライブラリのライブラリをどうするかという選択肢です。
この選択肢はiCloudミュージックライブラリをオンにするときに表示されます。
結合であればいま使っているデバイスのライブラリにiCloudミュージックライブラリを追加します。こちらであればどのデバイスで曲を追加したとしてもiCloudミュージックライブラリに追加してくれるのでいいですね。
置き換えであればiPhoneに入っている曲をiCloudミュージックライブラリの曲に置き換えます。どの端末からでもiCloudミュージックライブラリの曲がひな形になり同じものがを持つことになります。この場合iPhone(デバイス)にしか持っていない曲があった場合は消えてしまうので再度ダウンロードしてくる必要があります。
どうしてもイメージが付きにくい場合はこちらのリンクが絵で解説してくれているのでわかりやすいと思います。
結合と置き換えの違いの検証
http://simpleguide.blog.jp/archives/37496601.html
最後に、なんかおかしいなと思ったこと。
海外ドラマとかアニメでよくありますが日本語と英語で同じアルバムがある場合。
1枚目のアルバムを日本語でダウンロードしたのですが英語のものもダウロードしたら日本語表記のまま英語の曲になってしまった。
日本語の曲はどこ行った?ちなみに再生すると英語ですが表記は日本語のままの画像。
結局、無料期間のお作法って?
・とにかく使ってみてAppleの提案力のすごさを感じてみる。
使ってみて気付いたApple Musicの可能性。定期購読する価値があるかも
・おかしいことがあったfeedbackすることでもっと良くなるかも。
iTunes Store Requests - フィードバック - Apple(日本)
・長く使うつもりがないなら自動更新はオフにしてきましょう
詳しくは上記。
ちなみに私は使っているうちに継続に傾きそうな勢いでございます。
まだ課題もありますので今後のアップデートも注目ですね。
ほか気付いたことがあれば追記、または投稿していきますので。