Outlookを使っていてこんなエラーが出たことはありませんか?
「ファイル・・・.pstでエラーが検出されました。Outlookと、すべてのメール処理機能を備えたアプリケーションを閉じてください。そして、受信トレイ修復ツール(Scanpst.exe)を使用してファイルを診断し、ファイル内のエラーを修復します。詳細については、受信トレイ修復ツールのヘルプを参照してください。」
このエラーでメールの送信も受信もエラーになります。
これです。
どうやらPSTファイルが破損しているようなので、Officeの中に用意されている専用のツールで修復をします。
念のため、PSTファイルとはOutlookの個人用フォルダをまとめたファイルのことでメールや連絡先等が一つのファイル内に入っています。
では修復してみます。
Officeがインストールされている環境であれば
C:\Program Files (x86)\Microsoft Office\Office12
フォルダの中にSCANPSTというアプリケーションがあります。
参考までに、Office2007であればOffice12、Office 2013であればOffice 15というフォルダ名です。
このSCANPSTを実行してPSTファイルを指定してあげるとスキャンが実行できます。
PSTファイルのありかはコントロールパネルのユーザーの設定からメールのデータファイルの場所を確認する方法もありますがWindows 7以降であればインストール時に特別保存先を変更していなければ
C:\Users\ユーザー名\AppData\Roaming\Microsoft\Outlook
フォルダの中にあります。
※このAppDataフォルダは隠しファイル(フォルダ)なのでエクスプローラーの表示タブから隠しファイルを表示する設定を忘れないでください。。ただ、隠しファイルというのは下手にいじると何かと問題が起こる可能性もあるので作業後は隠しフォルダを表示しない設定にもどしておいたほうが良いかもしれません。
この中にあるOutlook.pstファイルを指定してから実行します。
実行結果です。
たしかにエラーが28個ありました。
修復ボタンを押して修復を行います。
スキャンも修復もPSTファイルのサイズ次第で変わってくると思いますが私の場合PSTファイルが3GB程度で30分程度でできました。この辺は環境とかPSTの破損状況によっても変わってくるかもしれませんね。
修復後はメールの送受信が正常にできるようになりました。
隠しファイルをいじることもあるので間違ってアプリケーションが動かなくなることもあるかもしれませんのでくれぐれも自己責任で行ってください。
念のため、壊れたPSTファイルをバックアップしても壊れたままなので復元しても同じエラーがでると思います。