新しいOfficeをインストールしましょうとアップデートを促すメッセージが表示されているようです。何が違うのか。困った時は?

ここ数日、Office 365でOffice 2013のバージョンを利用している方に

新しいOfficeをインストールしましょう。Officeの所有者特典のひとつです。

とOfficeのアップデートを勧める通知が表示されるようになりました。

 

この表示は、Office 365 PremiumやOffice 365 Soloを使っている方でOffice 2013のバージョンで使っている場合に表示されるようです。

その影響か数日前からこの表示なんですか?消せないんですか?と聞かれることが多々;

この辺りは下の方でで書くとして、

 

Office 2013のバージョンって何?

Office 365など新しいOfficeにはバージョンがあります。

2015年の9月にOffice 2016が発売になっているのですが、当時Office 365を購入している場合、Office 2013と同じバージョンのOffice を使っているはずです。

バージョン番号で言うと15.0.**(ほにゃらら)。

それをここではOffice 2013のバージョンと表現しています。(ややこしい?)

 

何を言っているのかわかりづらいので画面で確認してみます。

画面イメージはOffice 365 ProPlusですがエディションが違うだけなので気にせずに;

こちらがOffice 2013のイメージ、少し古いですがバージョン15.0.4745.1002。

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で、こちらがOffice 2016のバージョン。16.0.4229.1024。こちらも少し古い;

どちらの写真もMicrosoft Office 365(ProPlus)となっているのがわかります。

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少し古いって?

Office 365、Office 2013のバージョンはこちらで確認できます。

Office 2013 または Office 365 の更新プログラム

Offce 2016のは?パッと見つけれられませんでした;探しておきます。

 

ちなみに画面イメージであるOffice 365 ProPlusは企業、団体向けでたくさんのユーザーでOffice を使う、使えるアプリケーションも多いです。Accessなども使えるエディションだと思っていただければよいかと。

 

Office 2013とOffice 2016の違いは?

詳しくはこちらをご確認ください。バージョンは違えど昔と同じように考えるなら新製品ですので新機能がたくさんあります。

Office 2016 アプリケーションの新機能

 

以前こちらにエディションの違いもまとめてみました。これを見ればProPlusのこともわかりますよ。

【比較】Offce 365、Office 2016、Office 2013(いわゆる新しいOffice)のエディション比較とサブスクリプションの更新について整理してみた。

 

えっ、もっとわかりやすく説明して?

では一目でわかる、違いをご紹介します。

 

こちらがoffice 2013、バージョン15.0.**

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こちらがOffice 2016、バージョン16.0.**

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わかりますか?

リボンより上のウィンドタイトルの色が白いのが2013、緑色なのが2016です。

一目でわかりますね。

これはWord、Outlookなども同じように違います。

 

なぜ案内が表示されているのか

なぜ今回、ExcelやWord起動時にアップデートを促すメッセージが表示されているのか?

Office 365 はMicrosoftアカウントと紐づくサブスクリプション(月額課金)で使用権を所持しているのですが、Office 2013 以前のパッケージ版で購入したものと違い、常に新しいバージョンのOfficeを使うことができます。

つまり最近出たばかりのOffice 2016のバージョンを使う権利もあるんですね。

 

なので先日からアップグレードする権利のある方に向けて新しいOffieにアップデートしませんか?と案内がでているのです。新しい機能や改善が提供され続けるというのはありがたいですね。

Office 365 向けの Office 2016 の新しい機能と改善された機能 - Office のサポート

 

厄介なことも

ただ、これがまた厄介なことを生む可能性があるので念のため書いておきます。

考えなくOffice のバージョンを上げてしまうと前のバージョンで作成したプログラム(マクロなど)動かなくなる可能性があります。これは昔のバージョンで存在していた機能や関数などが廃止されたりすると起こります。

office 2013の場合で言うとこういったものがあります。廃止されるものを使ってる場合は特に注意。

Excel 2013 で廃止、変更された機能 - Excel

 

また、Office 2013からはアプリケーションの仮想化の機能を使って使っている間もバックグラウンドで使うものからアップデートしてくれるClick to Run(C2R)という機能があります。これが時々アップデート中にしくじると特定のOfficeアプリだけ起動できない何てことが起こったりします。こうなると復旧しようと思ってもアンインストールもできずクリーンナップツールを動かさないといけないという事態になることがあります。まあそれはどんなアプリケーションでも起こりうる話ではあるのですが私も何度か経験してハマったので注意しておきたい点だと思います。

 

困った時は

もしそんな現象が発生した場合はこちらを読んでいただければ普及できるかもしれませんので参考にしていただければ。

Office 365 やOffice 2013 が修復できず、アンインストールもできない時にどうするか

 

案内表示についてわかっていること

さて、色々と書きましたが最後に、新しいOfficeへ案内表示される状況ついて現時点でわかっていることをまとめておきます。


・新しいOfficeへの案内表示は数日前(22日くらい)から表示されるようになった。

・アップグレードの権利のあるOffice 365 Premium、またはSoloを使用している。

Microsoft アカウントにサインインされた状態である。

・各Office アプリケーション( Excel、Wordなど)起動時毎回表示される

・途中で失敗すると泣く(クリーンナップ→再インストール)

・今のところ案内を消す設定、またはそういった情報は見つけられていない。。。

 

私はProPlus環境でコンシューマ向けの実機がないので基本ヒアリングしたことを元に確認してるので間違った点があるかも知れませんが大体こんなところ。

SoloやPremiumを使っている方はぜひバージョンを確認してみてください。

 

ちなみにoffice 2016はダウンロード版、2台まで使えます。