Windows 10をテザリングで使うときに気を付けることは。データ通信を制限するには。確認方法も併せて。

今日はWindows 10のデータ通信の話題。

 

Windows 10は様々なデバイスで使うことができるのでいつでもどこでもネットワークさえつながれば作業を継続することができます。

 

あくまでネットワークがつながっている、オンラインの状態であればですが。

自宅や会社ではインターネット環境が整っていて有線または無線(Wi-Fi)でアクセスできるので良いのですが移動中や出先などでラップトップ(ノートPC)やタブレットWindows 10を利用する場合は必ずしもWi-Fiがあるとも限らずiPhoneスマホで4G、LTEなどの回線をテザリングして使うことが多いと思います。

 

 

ほんと便利になったなと思うのですがここで注意しないといけない点がいくつかります。

 

ネットワークのセキュリティに気を付ける。

不要な共有をしない。

データ通信量に注意する。

 

他にもありますが、この中にあるデータ通信量に注意する。これ何気にとても重要なポイントだと思っています。

 

なぜか。

スマホのデータ通信契約はたいてい上限が決まっていてこれを超えると普段のスマホ利用の障害になることがあります。月で決まっている上限を超えた128kbpsなんかで使ってるともうストレスだけがたまって正直スマホを持つ意味ないんじゃないか?と思うくらい。

そのためスマホテザリングする際はデータ通信量に注意する必要があります。

 

パソコンで通信をすると普段スマホで通信するよりも多くの通信量を使います。

これは画面が大きいのもありますし多くのアプリケーションが優先、またはWiFiのような比較的安定な通信を前提に作られていることが多いからです。

また最近のIEChrome、Filefoxなどのブラウザで表示するインターネットでも広告が動画になったり解像度が高くきれいな画像を使ったりここでもリッチなコンテンツ=大きなデータ通信をしていることになります。

 

また、Windows Updateの自動更新が動いてここでも大きな通信をしてしまうということがあります。

 

もう一つ大きいなものは、特に注意が必要なのがクラウド連携。もともとWindows 10はいつでもどこでも同じ環境が使えるようにクラウドとの親和性が高くクラウドに置いてあるデータとの同期を行っています。この同期がまた曲者で大きな通信量を使って今うこととなります。

以前書きましたがOneNoteを使っていてはじめて同期した時に数GBの使ってしまい一気にスマホで使える通信量を使ってしまうという悲しい事がありました。

 

ではWindows 10でデータ通信量を制限するためにどうしたらよいか。

Wifi接続の設定で従量課金の設定をオンにすると通信を制限することができます。

 

設定方法は

まず、Windows 10スマホテザリングでネットワーク接続します。

※ここではiPhone 6sにテザリングWi-Fiネットワークで接続しています。

 

イメージとしては

Windows 10 →iPhone 6s → KDDI4G → インターネット に接続

 

画面右下のアクションセンターのアイコンをクリックしすべての設定をクリックします。

f:id:tetsunari_jp:20170121102959p:plain

 

ネットワークとインターネットをクリックします。

f:id:tetsunari_jp:20170121103004p:plain

 

画面左でWi-Fiを選択し、テザリングで接続しているスマホのアクセスポイントが認識されていることを確認し既定のネットワークの管理をクリックします。

f:id:tetsunari_jp:20170121103010p:plain

 

 Wi-Fi接続のプロファイルが表示されるので(今までに接続したことのあるWi-FiSSIDの一覧が出てきます)その中で現在接続しているスマホのプロファイルをクリックするとプロパティがクリックできるようになりますのでプロパティをクリックします。

※ここではiPhone 6sで設定しています。

f:id:tetsunari_jp:20170121103123p:plain

 

プロパティを展開すると従量課金接続という項目があるためこれをオンにします。

これでネットワークの通信を制限することができます。

f:id:tetsunari_jp:20170121103028p:plain

 

 ここで誤解してもらいたくないのはこれを設定したらすべての通信が制限されるという分けではないということ。あくまでこのネットワークに接続したらネットワークのデータ量を制限することがあるというだけなので当然制限されないものもあるということは認識いただきたいと思います。

 

以下引用です。

ネットワークの設定を従量制課金接続として設定すると、インターネット接続に依存して情報を更新・表示するアプリが、ダウンロード・表示できるデータの量を制限されることがあります。

これにともない、以下の現象が発生する可能性があります。

  • Windows Update で、優先度の高い更新プログラムだけが更新される
  • Windows ストアからのアプリのダウンロードが一時停止される
  • スタート画面のタイルで表示されていた情報の更新が停止する
  • オフラインファイルが自動で同期されない
  • Windows Updateで、ドライバーがインストールされない
    ※従量制課金の接続環境でない場合は、設定を無効にしてください。

 

 

 
【参考リンク】Windows 10 での従量制課金接続

https://support.microsoft.com/ja-jp/instantanswers/633571e5-3591-437d-bf6a-071a243305a7/metered-connections-in-windows-10

 

そのため、設定をしたからと言っても初めのうちはスマホでどれだけの通信をしているかどうかについては確認しておく必要があります。

 

iPhoneでどれだけ通信しているかを確認するには

 

KDDI(au)であればデジラアプリや(20GBプランなので遠慮なしですが;)

 f:id:tetsunari_jp:20170121104722p:image

 

iPhoneの設定のモバイルデータ通信で確認すると良いと思います。

設定ーモバイルデータ通信を開くと全体の内容はわかりますのでこれの差分を見ても良いですが

 f:id:tetsunari_jp:20170121104730p:image

 

もう少し厳密に見たいなら一番下までスクロールして、システムサービスをタップし

f:id:tetsunari_jp:20170121104741p:image

 

インターネット共有のサイズの差分を確認すればどれだけ通信したかは確認することができます。

差分の取り方は単純に設定前と設定後15分ないし30分程度PCで作業してみて通信量を差分を見てみると良いかも。

f:id:tetsunari_jp:20170121104749p:image

 

確認作業は必要になりますがこれもデータ通信量を気を付けて少しでも月額を抑えられるようにするためだと思ってみてみるとどんなもので通信しているかなんかもわかってくるので月額の節約にもつながってきます。

 

一度試して確認してみることをお勧めします。

 

そういえば最近バッテリーの減りが早いんですよね。なんとなくiOS10になってから余計に気になるようになりました。

持っていたバッテリーが古くなってきたので見てみたら、最近は大容量がとてもコンパクトになっていることに衝撃を受けました。これは特にコスパ最高です。

 

いかがでしょうか。