今日はWindows 10の初期セットアップ時の設定の一つ、「簡単設定」についてまとめます。
Windows 7やWindows 8.1からアップグレードしたり、電機店でWindows 10搭載PCを購入してきて電源を入れた時にWindows 10のセットアップが始まります。
その途中で、「すぐに使い始めることができます」と言う画面で「簡単設定を使う(E)」という選択肢が出てきます。
あまり考えずそのまま簡単設定している方も多いと思いますがその設定、何が設定されるか気になりませんか?
ということで見てみました。
まずはこの画面、「簡単設定を使う」と行きたいところですがあえて画面左下の設定のカスタマイズをクリックします。(見つけづらいですね;)
すると「設定のカスタマイズ」という画面になって各項目についてオンオフの設定ができます。簡単設定をすると現在表示されているデフォルトの設定(つまりすべてオン)になるんですね。
設定の内容を引用します。
個人用設定
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連絡先、カレンダーの詳細、その他関連する入力データをMicrosoftに送信して、音声認識、タイピング、手書きによる入力を個人用に設定します。
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タイピングと手書きのデータを、Microsoftに送信して、認識と候補のプラットフォームの改善に役立てます。
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アプリ間のエクスペリエンスのために、アプリが広告識別子を使うことを許可します。
位置情報
次へ、をクリックすると設定画面2枚目が表示されます。こちらも簡単設定だと画面通りのデフォルト設定がされています。
ブラウザーと保護
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SmartScreen オンラインサービスを使って、Windows ブラウザーまたはストアアプリが読み込む悪意のあるコンテンツやサイトのダウンロードから保護することができます。
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Windows ブラウザーでページ予測を使って読み取りの改善、閲覧速度の向上、全体的な使用感の向上を図ります。閲覧データはMicrosoftに送信されます。
接続とエラー報告
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推奨されるオープンホットスポットに自動的に接続します。すべてのネットワークがセキュリティで保護されているとは限りません。
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連絡先によって共有されたネットワークに自動的に接続します。
以上、簡単設定をすることで画面2枚の設定が自動で行われています。
この簡単設定についてはこちらにまとまっています。
Windows 10 のサービスの基本設定を構成する - Microsoft Windows
有効になると書いてありますね。
ブラウザセキュリティの設定もありますが大半がMicrosoftの機能改善のためにデータを送信する設定がオンになります。これ気になりませんか?
自動でこれだけの設定がオンになっているんです。
位置情報の設定は様々な便利機能、例えばCortanaさんから近くのレストラン情報など提案を受けるうえでオンにしていないと有効活用できない可能性があるので、できればオンにしたいところですが場所が特定される可能性もあるので不安になります。
で、調べてみたところ解説はされていました。
Windows 10 の位置情報サービスとプライバシー: FAQ - Microsoft Windows
私はこれからWindows 10が更に使いやすく便利になってもらいたいと考えているので簡単設定を使っていますが、こうやって設定を見てみると簡単設定といっても簡単に設定してはいけない場合もあるなとは思います。
もし、もう設定してしまったよという方は画面右下の通知領域にあるアクションセンターから、すべての設定ープライバシーを開くと同じ設定がありますのでこちらからオフにすることもできます。
確認してみてはいかがでしょうか?
次回は簡単設定してしまった設定を変更する方法をもう少し詳しくまとめようと思います。
追記:もう少し詳しくまとめました。