OneDriveの同期は計画的に。PCを入れ替えるときはネットワーク帯域に注意。解決方法は

日々色々なことが起こります。

Windows 7以降ローカルにOneDriveのデータを同期している人でPCを入れ替える人はご注意。

今回、何が起きたのか。

私はOneDriveのデータが10GB近くあるのですが、今回、PCを入れ替えてローカルにクラウドのデータを同期する時、ネットワークの帯域をだいぶ占有?してしまい、他の通信に影響を与えてしまいました。

こんな時にどう対策するかという内容でお送りします。

 

まずはOneDriveについて説明しておきます。

OneDriveというのはMicrosoftが提供しているクラウドサービスでデータをクラウド上のドライブに保管することができます。

Windows 8.1以降標準になっているOneDriveですが、Windows 7でもインストールすれば同期できます。Windows 8.1以降であればMicrosoftアカウントでサインインするだけでローカルのフォルダの一つとしても同期することができます。

新しいPCでローカルOneDriveフォルダに空っぽの状態で同期を開始すれば当然10GBのデータをダウンロードしてきますよね。実はすべてのフォルダを同期にしていました。 

 

ダウンロードはしたいけど。

さて、どう解決するか。

 

2つあります。

・OneDriveのパフォーマンスの設定を変更する

・移行時にHDD経由でコピーしてから同期する(お勧め、理由は後述)

 

細かい説明の前に、まずは実際にどういう状況だったのか。

普通に作業していて、あれ?なんでリモートアクセスもたっとするの?

ってところから、もしやと思いPING叩いてみたら。。。こんな状態です。

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まだ遅延が3桁なだけよかったですがWifiの受信が40Mbsを超えています。

クラウドとの同期ってバックグラウンドで動いているので気付かないうちにネットワーク帯域ががが?ということがあるかもしれません。

今回はてっきりWindows 10のダウンロードが走ってるのかと思いました;

以前に経験していたおかげで今回の現象をすぐに見つけることができました。。

 

 

余談ですが以前、Windows 10リリース後にダウンロードしてくる端末が多かった時は遅延4桁越えもありました。こうなるとインターネットアクセスも普段のようにさくっとはいかなくなります。なんでこんなに遅いのとクレームが出ること間違いなし;

もし、ネットワーク遅くない?Windows 10のダウンロードが動いてるかも?と感じたら今回と同じようにタスクマネージャでネットワークの動きを見ると、このPCだとあたりを付けることができます。各PCの情報見ないといけませんが。。;

 

で、自動更新を無効にしてタスクマネージャのイーサネットまたはWifiの通信料が減ったらこのPCがやってたのね、とわかります。

ダウンロード中でも自動更新を無効にするとダウンロードは止まるのです。

無効にしたら戻してくださいね。。。;次の日にまた動くかもですが。

経験上QOSとか何も対策していない通信線だと5Mbpsの帯域で3台動くと遅延4桁越えします。1台なら大丈夫か?と思ったら帯域が空いたら空いてるじゃないかって使っていたようですが裏取ってないので確証はないです;

 

 

さて、話を戻しまして、OneDriveの同期(ダウンロードだけ)で50Mbpsも使われたらかなわんので設定を変更します。

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画面右下のOneDriveの雲のアイコンを右クリックして設定を開きます。

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OneDeiveのパフォーマンスタブに「ファイルをまとめてアップロードしてアップロードの速度を上げる」というチェックボックスがデフォルトでオンになっていますのでこのチェックを外すだけ。

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チェックが入っている状態だと50Mbpsの回線をほぼフルフルで使ってしまいます。

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チェックの有り無しを比較してみました。

青く囲ったものがチェックありの速度を上げた状態。

赤く囲ったところがチェックを外したあとの状態。PINGはチェックを外した後の状態です。一度通信やめて再度始めるんですね。わかりやすい画像がとれました。

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見てわかるようにチェックを外したからと言って影響を与えないかといえば与えてるかもしれません。チェック外しても10Mbps以上は使っていますので。。。

もう少し帯域を抑えられる選択肢があるといいんですが。

 

ということでもう一つの対策がお勧めになります。

同期データを先に持ってきてしまってから同期します。(サポート外?)

 

手順としては

・入れ替え元のPCのOneDriveフォルダのデータを外付けHDDなどにコピーします。

・新しいPCにMicrosoftアカウントに関連付けたらすぐにオフラインにします。

・新しいPCのOneDriveフォルダに外付けHDDからデータをコピーします。※

・オンラインにして同期を開始します。

 

Microsoftアカウントを関連付けないとOneDriveフォルダがありません。関連付け後にすぐにネットワークを切断してコピーしないと同期ダウンロードが開始してしまいますので注意。

 

データは存在するのでほぼデータのチェックだけで終わるようなので20分もかかりませんでした。

 

コピーしているの画像。OneDriveフォルダに注意アイコンが出ていますね。

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実際にデータのコピーが発生していないのは検証環境で試しました。

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この方法はEvernoteでやったことがあったのでOneDriveでもできるはずと試した次第です。

 

今後、いかに通信帯域を使わずにデータを移行するかというのも課題なのかな。

本来はクラウドに置いて必要なもの以外はローカルに持つなということかも。

 

本日の教訓

クラウドにあるデータと同期するのであればデータ量とネットワーク帯域を考えたうえで計画的の行う。