パソコンを買い換えた時、データを移動する(VISTAからWindows 10)未完成

Windows 10がリリースされて一週間が経ちました。電気店でもはじめからWindows 10がインストールされたパソコンをチラホラと見るようになっていると思います。大型店にあるLenovoコーナーなんかでは展示されているし注文もできます。


Windows 10はWindows 7Windows 8.1から無償アップグレードすることができるので今まで使っていたパソコンを継続して使うことができます。当然、今まで使っていたアプリケーションやデータを移動する必要もありません。

 

Windows VISTAを使っている方は、もし発売初期から頑張って使っている場合、かれこれ5年以上使っているはず。これだけ使っているとCPUがグラフィックの扱いで辛くなったり最大で積めるメモリのサイズ、また最近はHDDの容量などもあまり大きくないものが多いかもしれません。
こうなったらこのWindows 10が出た機会でパソコンを買い換える良いタイミングかも。
 
他にも買い換える理由は色々と考えられますが、例えば最近はスマホを筆頭に色々なデバイスを使っているので写真、動画を気軽に撮るなど取り扱うデータも増えているのはその一つかも。最近のパソコンはHDDの容量大きいものが多いですから。
 
さて、パソコンを買い換えるとなると今まで使っていたアプリケーションやデータを移動してあげないといけません。
そんな、ツール使ったら簡単だよ、、、と言いたいところなのですがなかなか簡単にはいきません。Windows 転送ツールというものが標準で準備されているのですがVISTAからWindows 10では使うことができません。ちなみにWindows 10にはなぜか転送ツールが無かった(アップグレードしたもので確認)あたらしく買ったものならあるのかな。。
 
そんな理由からも移行する時に何を意識しておかないといけないのかをまとめておこうかと。
 
 
今回はWindows VISTAからWindows 10にデータを移行するというシーンを想定します。
 
こういった移行作業は通常、現状の調査、対象機種の選定、移行手段の準備、移行のテスト、動作確認テスト、実作業という準備を経て行います。
ただ個人で行うのであればであればそこまで考えなくともパッと動かしてみて動かなければ他で同じ目的の達成できるアプリはないと探すくらいでも良いかもしれませんね。
 
 
まとめていきます。
 
◆機種選定
目的に合わせてお好み
 
◆事前準備
•データを移動する手段の準備(外付けHDDやUSBフラッシュメモリ等)
•今使っているアプリケーションを確認する
VISTAで使っているデータの容量を確認する
•使っているアプリケーションの互換性調査
 
◆アプリケーション
使っているのアプリケーションのリスト。
 
•メール
ATOK
•デジカメやデジタルビデオカメラ関連のアプリ
Visual Studio(個人ではないか)
SQL server(個人ではないか)
 
◆移動するデータのリスト
 
•ユーザーのドキュメントのデータ
 ドキュメント、ピクチャ、ビデオ、お気に入り
 自分で作成したDドライブなどにあるデータフォルダ等
•各アプリケーションが保存しているデータ
 メールの添付ファイル、筆まめ住所録、プロジェクトデータ、IMEのデータ等
•他のユーザーのデータも確認する
 
 
上の各項目についての補足(長くなるので分かる方は読み飛ばしても良いですよ)
 
◆機種選定
過去に何度か聞いていますが個人的に市場調査したら別の投稿でまとめようかと
 
◆事前準備
データ移動手段は移動元と移動先に共有フォルダを作成したりファイルサーバーを用意してネットワーク経由で行うこともできますがデータが大きい可能性もあるのでUSB(3.0があれば尚良し)で接続した外付けHDDで行うことをお勧めします。
なぜか、VISTA側は仕方ないとしても新しいPCはUSB3.0を搭載しているものも多いのでデータの移動スピードが早いから。
ほんと安くなりましたね。HDDはヨドバシのほうがポイントついて良いですがUSBメモリAmazon限定が良いです。
 

アプリケーションの一覧はよく使っているものであればデスクトップのショートカットを見て一覧化しても良いですが中には無意識に使っているアプリケーションもあるのでプログラムの一覧を見ます。この中でこれ使ってないから今回はもういいよねとスリム化すると互換性を確認する手間が減ります。
 
VISTAのデータ容量の確認は単純に移動するデータが収まらなかったら元も子もないのでCドライブ、Dドライブの合計とかざっくりでも把握しておくことが大切です。最近の新しいPCはSSD搭載してる場合、容量が小さいこともあるので。
 
互換性の調査、これは今使っているアプリケーションがWindows 10で使えるかの確認です。結局アプリケーションはインストールし直さないといけないので対応しないものは新しいものを買わないといけない可能性もあるので。Windows 10、アプリケーションの名前で検索すれば大抵は提供しているメーカーがこのバージョンなら動きますよと書いているページが見つかりますが、見つからない場合はチャレンジするか諦めるか判断してください。
 
◆アプリケーション
Officeについてはプリインストールで購入している方が多いかと思いますので移行というよりは新しいPCにインストールされているかが重要です。最近のPCはOffice Premiumと言ってOffice 365が1年間は無料で使える権利の付いているパソコンもあります。
 
メールについて、Outlookを使っているよという方は移行もドキュメントの下にエクスポートしたpstファイルの移動だけで良いので簡単ですが、VISTAを利用している方は一瞬で消え去った(懐かしの)Windowsメールを利用している方がいるかもしれません。
Windowsメールの場合、Windows 10に同じメーラーは存在しませんので他のメーラーに合わせて移行してあげる必要があります。outlookへの移行であればVISTA側で一度outlokに読み込んでからpstで移行してあげる流れになるかと。
Thunderbirdは使ってませんが基本エクスポート、インポートになるでしょう。変換が必要になるのかはわかりませんがWindowsメールからの移行方法は色々と記事があるのでそれを参考にすれば良いかと(無責任;)
 
◆移動するデータのリスト
基本ドキュメントの下にあるデータをコピーするのですが、これで足りるかといえば気をつけないといけないポイントがあります。
筆まめなどはドキュメントの下にアプリケーション専用のフォルダを作るのでドキュメントのデータ移動でデータを移すことはできます(動くかは互換性を確認してください)がアプリケーションのによってはProgram Filesの下にアプリケーションのデータが保存されている場合もありますので注意が必要です。
 
もう一点、ドキュメントの隠しフォルダにApp Dataというフオルダがあってこの中に必要なデータがある場合があります。これは隠しファイルを一度表示してあげて中を確認しないといけません。
アプリケーションごとに持っている設定情報などがここにあるので持っていかないとインストール後に再設定が必要になる場合があります。
持っていったら必ずしも動くということはないですがこんなものもあるんだということは押さえておいたほうが良いかと。
 
最後にパソコンを複数ユーザーで使っている場合は各ユーザーのデータを確認することを忘れないでください。中にはユーザーごとに持ってる以上もありますので。
 
 
あとは上のリストにあるアプリケーションをインストールして必要なデータを外付けHDD経由で動かして、スタートメニューやタスクバーにショートカットを使いやすいように配置するれば完了です。
 
 
 
最後に、この投稿は実際の作業で想定されるもの(依頼されたらこれはやるであろう)から実際にやったものをまとめるので、今後、他のパソコンで実施したのもについてもできる限り追記しければと思っています。
こういったデータをの移行については移行元も移行先も個々で環境の違いもありますから必ずしもこれが絶対というわけではありませんのでその点はご了承ください。
少しでも移動作業の助けになれば幸いです。