ファイルサーバーとしてWindows Serverを利用する際に各PCから参照書き込みができるように共有フォルダの設定をすると思います。
パブリックフォルダを、使って共有する場合、Windws Server 2008とWindows Server 2008 R2以降で共有されるパスが違うようなので確認してみました。
本来、ファイルサーバーのセキュリティ云々を考えると、アクセス権など検討しなければならないことはたくさんあるのですが、今回は誰もがファイルサーバーのパブリックフォルダにアクセスができる設定を想定しています。
何に注意が必要なのか。各PCで共有フォルダにあるファイルやフォルダへのショートカットを持っていたり、あるアプリケーションが絶対パスでフォルダを参照している場合には注意が必要です。
実際に画像を見ながら確認していきます。
検証機なのでネットワークにつないでいないため共有を確認するのに\\localhostで確認しに行っています。まだ共有の設定をしていないためフォルダは見えていません。
次にネットワークと共有センターの共有と探索の設定でパブリックフォルダ共有を有効かします。(セキュリティ的にどうなんだというところもありますが、ある指定フォルダに直接共有設定するよりはこちらで設定した方がどこにどの共有があるかなど管理上煩雑にならずに済みます)
\\localhostで探してみるとPublicフォルダが共有されて(見えて)いるのがわかります。
続いてWindows Server 2008 R2で確認します。
まだ共有の設定が入っていないため\\localhostで確認してもフォルダは見えません。
では、ネットワークと共有センターでパブリックフォルダーの共有の設定をします。
ちなみにWindows Serverとは共有の設定画面が違うのがわかります。R2の場合は共有の詳細設定から設定を行います。
\\localhostで確認をしに行くとフォルダが共有されているのがわかります。
???気づきましたか?
共有されたフォルダがUsersです。
Windows Server 2008では共有されたフォルダはPublicでした。共有パスは \\localhost\Public ですね。
Windows Server 2008 R2では共有パスが \\localhost\Users\になります。
これに悩みました。常識でしたかね。。。
Usersが共有?じゃあすべてのUserが共有されちゃうの?そこは大丈夫でした。あくまでPublicの共有なので他のユーザーからはPublicのユーザーしか参照できません。
Administratorで検証していたのではじめAdministratorフォルダも見えたのでびっくりしましたが自分のユーザが見えるのは当たり前で、その点は問題ありません。
実際に見てみた画像です。 \\localhost\Users\Public\Documents ですね。
この場画面はUsersが間に入っているので Windows Server 2008 R2ですね。
上で指摘したようにこの共有パスの変更が移行時に悩む種となる可能性があります。
※今回はエイリアス(別名)などは一切省いて考えています。
ちなみにこのUsersフォルダが共有されるのは2008R2移行なので2012R2でも同じでした。
これを見た上でPublic\Dodumentsフォルダにデータを移動した場合各PCにあるショートカットは当然パスが変わっていますので参照できません。ショートカット全部作り直しという展開になります。
では、各PCで作り直しをしないで何とかできないか。
例えばこんな方法があります。
単純にPublicフォルダに共有の設定を入れてあげるだけです。ここでアクセス許可を設定してあげれアクセスができるはず。。。
確認してみたところPublicフォルダが参照できました。Usersフォルダも見えてるのが何とも間抜けではありますがこれは共有の設定を変更すればいいだけですね。
パスが変わらないか銅貨確認してみました。 \\localhost\Public\Documents
で参照することができました。これで各PCの設定変更をしなくても済みますね。
ただ、この方法セキュリティについては全く考慮されていません。今回の投稿はあくまでもパブリックフォルダ共有をする際に共有されるパスが変わるんので移行するときは注意した方がいいですよという内容でした。
ちなみにまあ色々と。。。これ以上は書きませんが、複合機が共有フォルダを参照していたので、、どうなったかは予想できますね。。。
なぜそうなっているのかなど、公式のドキュメントは見つけられていないので見つけ次第追記したいと思います。