先日、HDDクラッシュしてクラウドのおかげでデータの復旧がとても楽だったのでクラウド便利な点は何かについて色々と試しています。
今回、Windows8.1でクラウドにデータを上げて複数のPCで同期するために検証を行っていましたがそのとき出会った現象があったのでまとめておきます。
◆環境
・1台目 Windows 8.1 pro Update1 x64 のノートPC
・2台目 Windows 8.1 pro x64 でHyper-V上のゲストマシン
以上のPC2台
◆同期する内容
・OneDriveフォルダ
・お気に入り
◆シナリオ
・1台目のPCで運用していたが1台目のPCが故障したため2台目のPCにデータを復旧する。
・1台目のPCはWindows 8.1 proでUpdate1(KB2919355)を適用前の状態
※本来は物理マシン2台でやるべきでしょうが都合で検証のためこの構成にしています。
実は、初めに設定したときに1台目と2台目のOneDriveは同期できませんでした。
2台目はセットアップ直後だったためMicrosoftアカウント(以下MSアカウント)を設定しましたがWindows Updateを適用する前の状態でした。
結論から先にいってしまうと、特に2台目はWindows Updateを適用して最新の状態にしていないと同期ができません。Update1(KB2919355)までは当たっていなくとも同期は可能ですがWindows Update適用前の状態だとOneDriveとの同期がうまく動きませんでした。
では画面で説明します。
1台目の従来使っていたPCのお気に入りの画面です。
Windows 8.1でしたのでOneDrive(旧SkyDrive)が標準でエクスプローラに統合されています。OneDriveに複数のフォルダがあるのがわかります。
※都合で一部画像を消しています。
では2台目のPCをりーかるアカウントからMicrosoftアカウントに変更します。
画面右下へカーソルを持っていきチャームから設定、PC設定の変更をクリック。
アカウントをひらいてインストール後はローカルアカウントでした。
Microsoftアカウントに切り替えをします。
アカウントの確認です。本人確認のためメールで送信されたコードを入力します。
確認ができたら切り替えを実行します。
変更後に同期をされるかと状況を見るとこんな問題が確認できました。
当然2台目のPCのエクスプローラのOneDrive(旧SkyDrive)は同期前の状態です。
当然お気に入りも同期されていません。
確認している間にも裏側でWindows Updateの準備が進んでいました。
更新して再起動を実行してWindows Updateを実行します。
Windows Updateが完了し同じMicrosoftアカウントで確認してみると同期が開始されていました。 お気に入りも同期状態になり
エクスプローラーでもフォルダの同期がされました。画面はUpdate1が当たってないのでSkyDriveと表示されています。
この雲のアイコンが動いていれば同期をしてくれています。
現在最新になっていることも確認出ました。
これで同期が完了しました。この通りWindows 8以降のOS同士であれば簡単に同じ環境を共通の設定で使うことができます。
OneDriveについてはちょうど名称やパスが変わった時期でもありますので今回のようにWindows Updateは最新にしておいたほうがいいですね。