先日あった事、Windows 7でユーザープロファイルが壊れてWindowsに入れなくなりました。
「ユーザー プロファイル サービスによるログオンの処理に失敗しました」
他にユーザーも無く、うーんどうするかと悩みました。
レジストリでごにょごにょしてプロファイル修復すると言う手もあります(セーフモードで入れれば)
参考:ユーザープロファイルを修復する
https://support.microsoft.com/kb/947215/ja
本来はこちらを先に試すべきかもしれません、が色々とありまして断念。(こちらはこちらでやってみたのでまた書こうと思います)
そういえばAdministratorアカウントが隠れてたよなと思い出し、やって見ました。
通常、Windows セットアップ時にユーザーを追加していると見えなくなる組み込みの隠れアカウント、普段は見えないですがコマンドで有効化させる事ができます。ちなみにこのアカウントなんでもできてしまうのでセキュリティ的観点からはよろしくありません。
参考情報を見たところマルウェアなどのセキュリティ対策上既定で無効にされているアカウントだそうです。
◆試した方法
・起動時ユーザープロファイルでエラーが発生。
・再起動時にセーフモードとコマンドプロンプトで立ち上げ(セーフモードでもいいです)
・コマンドプロンプトの起動(セーフモードなので管理者で実行しなくてもよいが本来は管理者で実行ですね)
・コマンド入力
net user administrator /active:yes
でEnter、コマンドが正常に完了
・再起動
以上
するとログイン画面にAdministratorのアイコンが表示されています。上記のコマンドだけだとノンパスで入る事ができます。
最後にAdministratorで入っても他のユーザーのファイルを見ようと思った時にアクセス権の問題があるのでもしセーフモードで入った時に壊れたプロファイルの中のドキュメントが見えるならアクセス権の変更をしておいた方がいいです。
この作業コマンドプロンプトを動かせる人は何でもできてしまうのでセキュリティ上とても問題がありますね。なのでコマンド実行時に
net user Administrator [設定するパスワード]
でEnter、で合わせてパスワードの設定をしておいた方がいいですね。
便利な反面セキュリティ上どうなんだという操作なのでその点ご理解ください。通常使う上でもパスワードの設定はしておきましょう。
この方法、あくまでプロファイルに入れない時の逃げの一手(別のアカウントを作って壊れたアカウントを使わない方法なので)なので、本来ならばまずはプロファイルの修復をやってみる事をお勧めします。今までの経験上だいたいが自分の部屋の入り口が壊れているだけで中のドキュメント等は壊れてない事が多かったので参考のリンクの作業を試してみるといいと思います。
参考情報
◆フォーラム
◆net user コマンドの説明
http://support.microsoft.com/kb/251394/ja
消すには Active:no ですね。
今回気づいた事、セーフモード中に上に出てくるBuildナンバーって7601なんですね。このまえ7ベースのEmbeddedでwinverを実行したら同じ7601でした。たしかwindows 7は7600だったような。
ちなみにWindowsVISTAでもWindows 8も同じ事ができます。Windows 8についてはまた画像付きで試してみようと思います。
再度繰り返しますがセキュリティ上問題がありますのでパスワードの設定をするなどくれぐれもご注意ください。またユーザープロファイル修復のためレジストリを触る場合は自己責任でお願いします。